SEホールディングス・アンド・インキュベーションズグループ(SE H&Iグループ)は、情報産業をはじめとする市場の成長に積極的に事業展開している企業です。東証JQS上場で、証券コード9478です。
SE翔泳社は、業界のWEBマガジンとして知名度もある、MarkeZineなどの出版ビジネスをはじめ、最新のテクノロジーを軸に、教育コンテンツ、ビジネスカルチャーなどに展開しています。書籍や雑誌と言ったオフラインのメディアはもちろんですが、電子書籍や e ラーニング Web マガジン、ソフトウェア、イベントやセミナー、通信教育など、様々な方法で読者にカスタマイズされたコンテンツを提供しているというのが強みです。
IT関連出版等のセグメントが好調
2021年3月期の決算資料でセグメント別の売上や利益を確認してみますと、コロナの影響なども後押ししてオンラインビジネスの家族が進みit 関連書籍の出版やWeb メディア、電子書籍などのオンライン収益がとても好調をです。このセグメントで売り上げは40億円セグメント利益9憶7000円となっており、かなり利益率も高くまだまだ成長できる分野であると思います。
一方でit 関連企業向けのマーケティングやプロダクト関連支援のセグメントでは、コロナの影響により受託案件が減少するも徐々に回復しているという状況のようです。SEホールディングス・アンド・インキュベーションズグループの強みは、SE翔泳社が見込み顧客を集めることができるメディアやコンテンツを持っているので、このセグメントについても集客を行い適切な商材を扱うことで企業向けマーケティングプロダクト関連支援の事業も伸びる可能性が高いと考えられます。
また、SEホールディングス・アンド・インキュベーションズグループでは、開発やコンテンツ開発なども手がけているので、こちらも他の授業と相乗効果を生み売上や利益をしっかりと出せる事業をセグメントに成長する可能性も期待されます。
SEホールディングス・アンド・インキュベーションズグループでは、教育やITの人材紹介事業を行っているので、こちらも Web マガジンやオンライン研修などで集客をする形が整っているので、かなり自然な形で集客をし技術者の教育や人材紹介に繋げるということができるのも特徴だと思います。特にコロナの後押しもありオンラインでの人材紹介が進むこともありこのセグメントの増収増益となっているとのことです。
SEホールディングス・アンド・インキュベーションズにとってコロナは追い風
SEホールディングス・アンド・インキュベーションズグループでは、今後もオンライン化やデジタル化を継続推進していくことでWeb メディアでの電子商材の強化や、オンライン販売ルートの評価、オンラインサービスが定額サービスの拡大、オンラインマーケティング支援などを推進していく方針とのことです。
事業セグメントによってはコロナウイルス感染の影響で自粛などが続くと影響を受ける部分もありますが、会社全体としてみればオンライン化を推進している中で人々の生活がオンラインに進んでいくことはこの会社にとってメリットです。
SEホールディングス・アンド・インキュベーションズグループの現在の株価は252円、時価総額 59.18億とまだまだ市場の評価は低いですが、事業内容や実際の利益などの数字がインパクトを与えることで市場からの再評価を受けられることをになるでしょう。事業内容的にこのは成長投資を続けていくことでさらに強い企業になるのではないかと期待しています。
この記事は、「2021年06月04日 2021年3月期 決算説明会資料」を参考に記載しました。